小さい気持ち

文字にできる喜び

ちいさないのち

小さくてちいさな羽を一生懸命動かして必死に生きようとしていた。
もう救えない。
小さな命はもうどこにも行きようがないのだ。
助けることも潰すこともできない。
ただ目を背けることしかできない。
ちいさなとりの形をしたうごめいている物体は。
妙に命の重さを感じた。
ちいさな翼と皮膚の質感、必死になんとかしようと、動こうとしている光景は忘れられない。