小さい気持ち

文字にできる喜び

落ちていくところまで落ちてもいい

想像に耽るとき頭の中は水中に沈むかのように思うままに下へ下へと進んでいく。
死体の如く上手く沈むには限界のない海に一人で身を投げればいい。
お月さまに見られながらやっぱり貴方はここへ来るのねと言いそうになるばかりの真っ直ぐな光は私を照らす。雑音は全て散らかしてしまった。抱えきれない程の記憶と共に見を投げる瞬間。
時間の概念は溶けてしまった連絡帳と共に粒子となって無になった。
綺麗な青色だと思ったのに覗くとそこには奥行きのあるダークに呑み込まれていった。
予想通り。こうなることは覚悟していたのだ。
覚悟なしでくるとショックで息を吸ってしまう。全てを任せる信頼なんてないはずなのに、なぜこんなにも自然にしてしまうのだろうか。
そのまま消えてしまいたい。