小さい気持ち

文字にできる喜び

狂った愛

そんなことない、そんなことない、そんなことない。
私は離れて行こうとする友達だった人を必死に手を掴もうとしている。
私の何がいけなかった?どんなところが嫌だった?と聞いても私に貴方にはつり合わないとしか言わなかった。なぜ、なぜなんだ。
私の頭の中は疑問でいっぱいだった。
大切な人にもっと大切な人ができたのだ。
薄っぺらい愛の結晶。
私の方がもっと上手くあなたを扱うのに。
薄いほど風に吹かれた時によく動くからあなたの心はすっと離れていってしまった。
閉じ込めて置くのを忘れた。
もう取り戻そうとしても私の足は重くて貴方は全てを吸われていくように離れていく。
何を言っても無駄かもしれなかったけど、私には貴方の目線の先が見えなかったから自分ばかりを責めた。
私は特別じゃないのに勝手に特別だと思っていた。
あれは貴方への愛だったのかもしれない。